初期段階の子宮がんなら、手術によって切除しなくても、がん組織や異形成の消滅は可能です。手術では主にレーザーや高周波が使用され、術式も簡単ですし、傷もスピーディに回復します。妊娠を希望しているなら、子宮がんを発症すると心配になりますが、この術法の特徴は子宮の温存が可能なことですから、妊娠、出産を制限されることはありません。
レーザー手術は腫瘍部分が限定される点が特徴になっています。拡大スコープを膣から入れて病変を生じた部位を焼き切る為、もし病巣が見えにくい場所にあり、拡大スコープを用いても確認不可能な場合には、この方法を採択することができなくなります。ワイヤーをリング状にして子宮がんの病巣部分に撒きつけ、切除する方法はLEEP法と呼ばれます。
広範囲の病変部位にもタイプ可能ですが、100人に1人から4人の割合で、施術中か術後に大量出血する恐れがあります。けれど、がん組織を90%以上消滅させることができますし、更に検査の為の検体摘出もできるので、病巣を取り残していないかちゃんとチェックすることが可能で、施術法として優れていると認められています。
レーザー手術同様、高周波による療法も、電磁波を使用して子宮がんの病巣や異形成を焼き殺す方法になります。また、凍結療法と呼ばれる方法もありますが、こちらは国内ではほとんど一般的ではありません。液体窒素を用いて、いぼやホクロを取るのと同じような原理で病理部分を一気に凍らせ、子宮がん細胞の消失を試みます。
麻酔を打たなくてもOKですし、費用も安価に抑えられますし、合併症のリスクも少ない方法ではありますが、がんの細胞組織を破壊してしまうので、切除するタイプの手術のように、術後組織を採取して検査を施せない点がデメリットと言えるでしょう。