日本で行われる子宮がん(頚がん)の手術で一般的なのは、円錐切除法、LEEP法、レーザー蒸散術になります。特に国内で一番頻繁に行われている子宮頸がんの手術法は、円錐切除法になります。この施術方法では円錐にがん細胞や異形成が見られる部位を切除しますが、子宮がんの中でも0期の上皮がんや1a1期の子宮がん、前がん病変となる高度のがん細胞や異形成のような初期段階の患者さんで、手術後子宮の温存を希望する場合に採択されます。
通常のメスはもちろん、レーザーメスや電気メスなど、色々な器具が施術で使われます。過去には膣を介してメスを入れる方法が一般的に行われていた時代もありましたが、最近の子宮がん手術では、基本的に出血量など身体的な負担が軽いレーザーメスや電気メスを用いられますし、手術も日帰りOKだったり1泊で済み、術後の経過次第では妊娠も可能です。
術後の経過やリスクはどうしても気になりますよね。円錐切除法には癒着などのリスクは伴いますが、術後の処置で回避も可能ですし、一ヶ月程度出血は続きますが、検診に通っているのならほとんど気にしなくてもOKです。
万が一術後の傷口に癒着が起きた場合、通り道がふさがれてしまって経血やおりもの、精子などが通れなくなってしまうので、手術を受けた後もケアはきちんと受けることが重要になります。子宮がんを発症すると妊娠が難しくなるのではないか、と不安になる方もいらっしゃるでしょうが、子宮を全部摘出しない限り、子供を産むことが不可能ではありません。
時間の経過により子宮頸部の切除部分も再生されて元通りの状態に回復しますから、必要以上に心配することはないのでご安心下さい。