子宮がん(頚がん)の細胞診の結果、クラス3以上だと診断され、異形成、もしくはがんの疑いがある、と判断された場合には、より詳しい精密検査を受ける運びになります。コルポスコープ検査と組織診検査は、子宮がんの精密検査になります。
組織の採取部分を8倍から40倍に拡大できるコルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使用し、標本を作製して酢酸を塗布し、顕微鏡で観察しますが、その際採取するのは異形成やがん細胞が形成されている恐れを持つ箇所の組織から米粒サイズだけでOKです。万が一がんの病巣があれば白色に染色されるので、子宮がんの発症の有無は明確に診断可能です。
痛みはほぼありませんし、もし出血した場合でも僅かな時間だそうです。確定診断が不可能な細胞診とは異なり、組織診では異形成、上皮がん、浸潤がんの有無を診断することができます。子宮がんの組織診では、この他に円錐切除術を行うこともありますが、この方法では円錐状に子宮頸部の細胞組織を切除し、細胞の状態を観察します。
円錐切除術は、組織診だけではなく、同時に治療も行うことができるというメリットを持ちます。子宮がん(頚がん)の病巣や、前がん病巣となる異形成の切除が可能で、検査と一緒に病巣部すべての切除に成功すれば、1度に治療まで完了することができます。外来受診で受けられるのはコルポスコープや組織診で、円錐切除術には入院が必要です。
場合によっては日帰りでもOKですが、医療機関や検査に使用する器具によって入院期間は異なり、1週間ほど入院する必要が生じる可能性もあります。