性交渉の後出血したり、普段とは色の異なるおりものから異臭がしたりするような、子宮がん(頚がん)の症状を自覚した場合、子宮がん検診を早い段階で受診することが大切です。けれど、このような子宮がんと似た症状は、他の病気でも引き起こされることも実は起こりえます。子宮頚管ポリープや子宮膣部びらんを発症すると、初期段階の子宮がん(頚がん)や子宮筋腫 と似た症状が現れます。
腫瘍の一種である子宮頚管ポリープは良性で、悪性腫瘍の子宮頚がんとは異なります。キノコ状に粘膜が膨らみ、サイズはおよそ2ミリから3ミリから1センチ程で、発症率が高いと言われるのは妊娠・出産経験を持つ30代から50代です。充血しやすい子宮頚管ポリープができると、おりものが茶色がかった色に変色したり、性交渉や排便時にいきむと出血を伴うことがあります。
悪性化することもごく稀にありますので、かなり巨大化したり、不正出血が頻繁に起こるようなら、要検査です。検査の結果良性と判断された場合、外来治療で簡単に切除することが可能ですが、再発率は低くありませんので、検診は定期的に受ける必要があります。子宮の入口付近が赤くただれたような症状になる疾患を子宮膣部びらんと呼びますが、赤く見えるのは頚管内の粘膜が表面に出ている為で、実際にただれを起こしているわけではありません。
女性ホルモンの影響を受けるので、分泌が活発化する年代の20代から40代の80%に見られると言われます。女性ホルモンの分泌量が加齢によって減るにつれ、自然に症状も治まりますが、性交渉時など、刺激を強く受けた際出血する可能性があります。
頻繁に出血すると細菌感染から炎症する恐れがあり、性交時に痛みを生じたり、頻尿に悩まされたりします。そうした症状を覚えた場合は、膣を洗浄したり、抗生物質を投与したりレーザー治療などの治療方法が選択できます。