子宮がんはがんの中でも治癒率が高いと言われていて、治療効果が現れやすいのが特徴です。20年前まで遡り、子宮がんが原因で実際に死亡した方の割合を調べてみると、減少傾向にあることが分かります。けれど、子宮がんには2種類あり、「頚がん」と「体がん」のどちらかに分類されます。頚がんは早い段階で発見すれば非常に治癒率が高いので、確かに死亡率は減少傾向にあります。
けれど体がんの場合、発症率や死亡率は徐々に増えているのが現状です。「5年生存率」という割合は発がん時に頻繁に使用されますが、こちらはがんの治療を開始してから5年が経過した時点の生存者の割合を示し、再発の有無は関係ありません。5年生存率をチェックしてみると、子宮がんは両方とも、早期発見の段階である1期では85%をオーバーしています。
けれど、数値はステージが進むにつれて下がり、末期段階で転移が進んだ状態だと、治癒率が高いとされる頚がんの5年生存率でも約20%、体がんでは10%台に減少します。生存中央値と呼ばれる再発率が高い時期は、頚がんで9ヶ月、体がんは12ヶ月と言われ、重要なのは病巣切除手術後の再発を食い止める治療です。
ただし、再発予防を目的とした放射線療法や抗がん剤治療を頑張って受けても、治療効果が満足に現れるとは保証されませんし、抗がん剤などを使用した治療を受けた場合、患者さんの生活の質は副作用の影響で下がりますし、充実した毎日を過ごすことが難しくなることは確かです。
医療先進国である欧米では、西洋医学を軸に、民間療法などを補完医療として意欲的に採用する対策も実施され、充実した日常生活を過ごすことが可能な医療環境が整いつつありますが、現段階の日本では、子宮がんの補完医療の選択に関して、まだまだ指針ははっきり決定されていない現状が問題視されています。